雑感045

★雑感（不定期更新）
　古いものは、下へ下へ。

第470回●クラシック環境脱却　　　　　　　　　2006. 6.30(金) ●UX-W500 Lip×Lap ←関連ページ　デジタル・オーディオ・プレイヤーへのダイレクト録音をサポートするMDコンポである。CD、MD、テープ、ラジオから録音できる。ただ、アナログ入力だからMDの場合、劣化は免れない。では、テープではどうか？　CBX-4022SDのSDカード録音や、USB録音に比べるとノイズが心配である。また、デジタル・オーディオ・プレイヤーへ録音した後、その曲をPCで取り出すことが出来るか否かが問題だ。これはコンポではなくデジタル・オーディオ・プレイヤーの仕様によるだろう。　そのへんがクリアーというか、自由になれば、CBX-4022SDより良好な環境といえそうだ。 ●MacOS X雑感　FontoGrapherの日本での取り扱いが決まったようだ。しかし、肝心のMacOS X対応の日本語版は未だ発売されていない。　周知の通り、インテルMacからクラシック環境が使えなくなる。よって、MacOS 9以前対応のアプリ等は使えない。今後、この動きは加速していくだろう。　古いアプリを使い続けるためにMacを買い換えるのに、新しい Macでそれが使えないとは、ジレンマである。　私は、映像や音楽が、著作権保護機能等の弊害で、10年後、20年後に見れない（聴けない）ようになることを批判してきた。それは、映像や音楽が、それ自体変わらないものだからだ。　アプリの場合は、そのへんが根本的に違う。アプリのデジタルデータは一定不変でも、ハードは変わっていく。現に、MacOS X以降対応のプリンタも増えた。古いワープロやレイアウトソフトがクラシック環境で動いたって、プリンタドライバがクラシック環境に対応していなければ、印刷出来ない。　だから、Macユーザーはそろそろクラシック環境を捨てる覚悟をしなければならないだろう。そのために、アプリをすっかり買い換える必要があるのなら、Windowsへ移行してしまうかだ。Windows の唯一ありがたい点は互換性。さすがに95対応の周辺機器はあまり無いが、98～XPまでなら共用できるものが多い。 ●雑感　ここを更新する時間も無いほど忙しい日が続く。前回の更新から１週間ぐらい経った感覚だが、２日間しか空いていない。作業は遅れ気味ながら着実に進む。あと１週間もあれば完成だ。　今クールのドラマが次々最終回を迎えている。特番ドラマもあった。時間が無いので感想は書かない。　CS『夜のヒットスタジオ』で放送されない予定の回が誤って放送された。その後の繰り返し放送では内容が差し替えられた。初回に録画して大正解。倉田まり子を見られて良かった。　以前書いた『粋人』のプランが今頃ホームページに載る。第469回●青空シャワー　　　　　　　　　　　　2006. 6.27(火) ●CBX-4022SDとUSB 　CBX-4022SDのUSB端子に、外付けHDDをつないでみた。まず、 USB 1.1対応の120G。しばらくアクセス音はしたが、認識されず。 CBX-4022SDのマニュアルには、USB 1.1/2.0対応とあるが、HDDに限っては、1.1はダメな可能性が高い。　次に、USB 2.0対応の300Gを接続。アクセス音がして何分か延々と検索が続いていたが、「No Song」と表示され、失敗。録音でも、まずUSBの読み込みから始まるので、失敗した。　ファイル数があまりに多すぎたのが敗因のようだ。ただ、300G の方はメインに使っているため、ファイル数を減らして再実験するわけにもいかない。もう一つ、HDDのフォーマットの問題があるのかもしれない。USBメモリーについても、2Gまでしか認識されない可能性もある。ファームウェアのバージョンのせいもあるかも。USB メモリが無いとアップグレードも出来ない。ファームウェアについては↑リンクを辿ってくれ。　それらの理由からUSB端子にPCをつなぐのは危険とも思われる。 PC側からはCBX-4022SDがどう認識されるのか、やってみたい気もするが。 ●『トップキャスター』最終回　あーあ、やってしまったか。いくら繰り返しても、15分拡大は、 15分の蛇足となってしまう。この手の枠拡大最終回は、ラスト15分をカットしても成立するものばかりだ。　ラストまで引っ張って、ドカンと落とした方が、視聴者はチャンネルを替えにくくなって、視聴率の＋αが望める筈である。　でも、最近は、くだらない、どうでもいいような最終回はほとんど無くなったな。どれも、見終わった後にそれなりの満足感が残る。 ●原発雑感　また、商工会議所からDMが来る。度重なるFAXとDMの量は、異常という他無い。無料講習会の案内である。放射線管理区域の作業云々等、原発関連企業から講師を招いて、原発関係の作業のスキルアップを狙っているようだ。地元企業へ仕事を回そうという戦略か。どうも、原発については通常考えられないようなカネが動くので、怪しさいっぱいなのである。べつに秘密のDMでもあるまい。地元企業（建設、電機、設備）なら、どこでも知っているだろうから。 ●雑感　作業、なおも進む。進むのはいいが、文章による思考は負担が大きい。図形的な思考はテレビを見ながらでも不都合ないが、文章を書きながらドラマを観ると、ストーリーが頭に入ってこない。観たんだか観なかったんだか、わけの分からない状態。　しばらく、フレッツ・スクウェアにアクセスしていなかったら、色んなことが起こっていたのだな。青空シャワー……。第468回●越前時代行列のロマン　　　　　　　　2006. 6.26(月) ●GH-UFD2GTB　5890円 ←関連ページ　USBメモリを探していたら、こんなのがヒットした。最低値と最高値で６倍ぐらいの差。不思議なものである。間違いなく安いが、最近、えらく出費が多いので買うのはやめておこうか。取りあえず SDカードで用は足りている。 ●越前時代行列のロマン『功名が辻』。ちょうど、地元の毎年恒例イベント「越前時代行列」のあたり。放送がもう少し早ければ、観光客がもっと増えたかもしれない。時代行列の柴田勝家役、毎年、俳優が替わって演じられるのだが、勝野さん、奇遇にも何年か前にやりましたな。　越前北ノ庄城跡には、なぜか福井県庁舎ビルが建っとります。大顰蹙のため、移転して、天守閣再現計画という話も出とります。なんだかなぁ。 ●ローカル　沖縄の米軍関係のニュースはローカルで、全国ではほとんど流れないという。昨日だったか、こっちも原発止まったよ。この手の故障による停止は頻繁にあるけど、これもローカル。死傷者が出るか、大きな破損があるか、運転再開に時間がかかるような事故でなければ、全国的には知らされない。原発行政への地元の不信感は、そんなところにもあるのだろう。全国の人は知らぬが仏。結構ヤバイもんだって認識が地元にはある。原発の寿命は30年。ところが根拠なしにあと30年ぐらい延長される。映画の著作権とはわけが違う。 ●戦争と平和とヤマトとシャルバート星　と、書いたのは、しばらく前のNHKの討論番組を見たから。　戦争の脅威があるから米軍の力が必要なのではなく、米軍が戦争の脅威をもたらしている。というのは一理ある。が、米軍が日本から撤退したら脅威が無くなるわけではない。　この論議は、ヤマト２（さらば）、IIIで先取りされているなぁ。２（さらば）冒頭、英雄の丘に集った古代たちが、復興した地球に対し違和感を口にするシーンがある。単純明快と思われるシーンだが、実はこれには多様な解釈がなされている。　現代社会を反映させるならば、新造戦艦アンドロメダは、自衛隊のイージス艦なのではなかろうか？　真田は「この艦（ふね）では敵には勝てない」と言うが、本編中では十分な戦果を挙げている。　地球連邦の大統領は、「地球は宇宙平和のリーダー」と演説するが、遠い宇宙の危機には無関心。これ、当時（1978年）より、現代の日本そのものって感じ。　地球でも、ヤマト（大和等太平洋戦争の象徴？）はもう古い、今は全自動のアンドロメダ（血を流さずボタン一つの戦争）の時代。そう解釈すれば、あのシーンは戦後日本の憂いそのものとも言える。　確かに、「さらば」は特攻の美化や、唐突にも「愛」がテーマになったりと、パート１に比べ作品世界が薄っぺらくなった印象はある。　が、平和については、最近のアニメみたいに軽薄な描き方をしてはいない。それは、ヤマトIIIのラスト近く、ボラー連邦の攻撃を無抵抗で受けるシャルバート星に集約される。　戦いからは平和は生まれない。平和は戦わないことからしか生まれない。と、ここまでは、最近のありがちな作品と変わりない。違うのは、シャルバート星の市民たちがたくさん殺されている点だ。　長老は戦いを捨てたと言う。これは、自分は殺されても構わない。というのにとどまらず、市民たちにもそれを強いているということなのだ。この決意は重い。自分や家族、仲間まで犠牲にするなら分かるが、同じ国に住むというだけのあかの他人の命運さえ左右するからだ。　はたして、現代の日本政府に、これだけの覚悟があるだろうか？いや、むしろ、あってもらっては困る。戦争を始めるにしても、平和を守るにしても、我々はいずれ否応なく大きなリスクを背負うことになるだろう。 ●雑感　多忙続きで、しばらくまともな内容のものを書けないでいる。作業を続けると持病も出るわけで、ある程度の休養も必要である。　今日は、荷物が２つ、郵便物が２つ来た。昨今、下手をすると、一週間ぐらいDMさえ来ないことがある。メールもメルマガのみ、無論、電話やFAXも無し。取り残された感はあるが、色々来て雑務に追われるのも困る。本が３冊来たが、読む時間も無し。パラパラめくっていったん放置。　Amazon、一回り大きく昔通り普通のタイプの箱が来た。大きいもの注文したわけじゃないので、箱のモデルチェンジか？　犬の経過は取りあえず良好。13歳はもう老犬ということか。　Lexmarkのインク。シェアが低いだけあってキヤノンやエプソンのような再生品は無い。インクのみ手持ちのカートリッジに注入するタイプだが、黒と違ってカラーは不安。一応、対応カートリッジの記述はあるが、フォトインクはちゃんと６色入ってるの？　６色を６ヶ所に穴開けて注入して、失敗する確率は単色の６倍。やっぱりリスク大きいな。　日銀福井総裁バッシングは、ルサンチマンによるものか。国民にはゼロ金利を強いておきながら、自分は投資ファンドで大儲けって。総裁のポケットマネーで我々の預貯金の金利が払われているわけでもなし。終わらないゼロ金利と今回の問題は、関係なし。わけのわからないところへ進んでいる。第467回●投げ売りLexmark P6250　　　　　　　2006. 6.25(日) ●Lexmark P6250 　型落ちのため、投げ売りされている。税込み9800円ならお買い得である。まあ、スキャナが1200dpiでフィルムスキャンに対応していないことを除けば、他社の実売15000円～20000円クラスの複合機のスペックはある。CD-Rレーベル印刷にも対応していないけど、これって需要多いの？　筐体が大きく重くなるだけだと思う。P6250 は4.8kgしかないから、小回りが利いて良い。プリンタは固定でもいいけど、スキャナは場合によって場所や向きを変えたいだろう。　インクは、印画紙用の染料系６色カートリッジと、普通紙用の顔料系３色カートリッジが付属する。顔料系黒インクカートリッジが付いてこないのがイヤだったけど、これ、染料系と交換だから扱いが面倒。　その昔、エプソンMJ-500Cというカラー３色と黒のカートリッジを交換して使うローエンド機を使ってたんだけど、この作業って、気が滅入るよ。長い間、別のケース（P6250は筐体内に専用保存スペースあり）に入れておくと、ヘッドが詰まるんじゃないかと気が気じゃなかった。　P6250は、文章を印刷しないで写真・画像印刷と、スタンドアローンのコピー機として使うなら、黒カートリッジはいらないと断言できる。結局は、その方が快適に使えるのだ。私は、デジカメ用プリンタ兼コピー機として使うと割り切った。必要があれば、USBケーブル一本でPCとつながり、複合機として使える。　しばらく使ってみると、とりわけ普通紙へのカラーコピーが痛快なほど速く、滲みも無く鮮明である。染料系と顔料系を混載するという面倒さ（インクの減り具合を常時２種類（黒も使えば３種類）気にしていなければならない）に、当初は不条理さを感じたが、用紙毎に最適化された質感を実現するには、最良の方法だと思えるようになってきた。　前にも書いたけど、キヤノンやエプソンに比べてクセが強いので（HPとは近いかも）、なじめない人もいるかもしれない。本体が安いのは、インクが高いせいだと言われるが、ならば、詰替用インクを使えばいい。キヤノンやエプソン用のそれと比べて、お得感は非常に大きい。半額ぐらいで済むかもしれない。　質は心配だが、もう凄まじい勢いでインクが減っていくので、詰め替え用を検討せざるを得ない。　尚、lexmarkのラインナップに詳しくないので正確なことはいえないが、同程度のスペックの後継機（だと思う）で、液晶画面がモノクロで文字情報のみの表示になっているモデルがあったはずだ。　これはいただけない。スタンドアローンで使う場合、SDカード等の画像を印刷する際に、プレビューされないと困る。また、コピー機として使う時、スキャナでのプレビューの後、用紙サイズ、拡大縮小率を指定すると、画像が用紙にどうレイアウトされるかが表示される。これは、紙に収まるかどうかが一目瞭然で、非常に重宝している。四の五の言わず、カラー液晶モデルを絶対に選ぼう。関連ページ→『Lexmark P6250 オールインワン・ステーション』 ●NHK 音楽番組雑感　BSの「ミュージック・エクスプレス」と「ウエンズデーJ-POP」。２本も放送出来るんなら、POPJAMが年８回とか言ってるの、おかしいんじゃない？　ようするに、POPJAMはもう一通りのアーティストを出すことを断念したわけで、中途半端な印象を拭えない。 ●液晶DVDプレーヤー（TV付き） ←関連ページ　べつにこのショップの関係者ではないけど、ここ、安いもの多いな。キュリオムのSDラジカセもそうだけど、こういうの見てると、日本の家電メーカーって、どんどん迷走している気がするな。高性能、高品質、高価格。その幻想が消費者との間で共有されているうちはいいけど、いずれは崩れるだろう。国内のメーカーだけでもそう思う。白モノ家電でも、ドラム式洗濯機から冷蔵庫、エアコンまで、相変わらずハイエンドモデルが売れ筋だけど、うちなんか、どんどんローエンドに走っていっている。昔は、ローエンドが存在せず総てがハイエンド並の価格だった。だが、今は安くても機能不足とはいえない。　例えば、プレハブ業界なんて良い例だ。安価＆高品質で始まったのが、70年代～80年代～90年代と、価格と品質が上昇し続け、結局どうなっただろうか？　売れなくても安くできない、無理して安くしても売れないという、とんでもない状況に陥ってしまった。　地上デジタル放送と薄型大画面テレビの幻想も、そんな結末を迎えるのではなかろうか？ ●雑感「HERO」の復活って、もうすぐかな？　高視聴率ドラマでスペシャルが放送されるのは珍しくないけど、間が空きすぎている。これくらい間が空くことは珍しくないけど、話題作や問題作の場合に限られる。「HERO」って、浜崎あゆみの曲みたいに故意に狙った中庸、あるいは60点を100％の力で作ったような作品であったと思う。キムタクの人気と幅広い層が楽しめるストーリーで、総合的に視聴率を稼いだという感じ。今度のスペシャルは映画化へのプロローグ（というか客寄せ）という説も出ているが、不思議だなぁ。『ギャルサー』最終回。前回のラストは、なんじゃこりゃと思ったが、最後はなかなか良いではないか。　作業遅延。明日中には中間点に到達したい。レーザープリンタのドライバも再インストールが必要だし、トナー残量もはっきりしない。第466回●Qriomショック３　　　　　　　　　　2006. 6.24(土) ●COM-1645SD、ついに半額へ ←関連ページ　CBX-4022SD の姉妹製品である。カセットテープが無いがスピーカーが大きい。ま、テープのMP3化が目的の私には関心の外だったが、いつの間にか、たったの9900円。最近まで12000円ぐらいで売っていた気がする。その前は16000円ぐらいだったかな。この値崩れ。やはり無名の中国製品は売れないということか？　実際、全体的なクォリティーは、例えば、日本車とドイツ車ぐらいの、埋めがたい感覚的な差があるとは思う。しかし、使い勝手や機能（耐久性についてはまだ分からないが）についても、日本車とドイツ車のように、互角以上であると思う。　この手のローエンド家電なんて、実質的にはアジア製なのだから、日本と中国の製品に差など無い。ただ、品質管理が違うかもしれないな。　ま、PCを１台しか持っていないなら、CDのMP3化をこのSDコンポでやって、PC上で曲名等を編集するのも有効な使用法か。また、PC 上に大量のMP3が溜まっても、PCの使用中にいつでも聴けるわけじゃない。それを、USBメモリーやSDカードにコピーし、SDコンポで聴くという手もある。この9900円は、ズバリ買い。第465回●Qriom CBX-4022SDとHDDコンポ　　　　2006. 6.23(金) ●CBX-4022SD 　マニュアルはA5サイズで46ページ。まずまずのボリュームだが、日本製品に比べると、ちょっと物足りない。説明が雑である。読みながら使ってみれば分かるが、説明のみではピンと来ないところがある。図版も少ない。どの製品にもいえることだが、クセというか設計思想が解ってくると、感覚的にも自然に操作できるようになる。　USB端子つきでポータブルデジタルオーディオに録音可能なコンポが国産でもあったと思うが、現在多忙のため調べていない。もし、それでカセットテープやMDの音源をMP3化して転送でき、さらに自由にPCに転送できるものがあるとすれば、 Qriom CBX-4022SD が、それほど騒がれるはずが無いと思う。　また、マニュアルによれば、USB録音はSDカード録音と同じ仕様らしく、再生に関しても同じである。いわば、外部記憶装置を２台同時接続しているようなもの。ただ、USB⇔SD録音はサポートされていない（試していないがマニュアルには記載無し）が、どちらも PCと自由にファイル移動できるので、その機能は無用だろう。　私は、SDカードにPCから転送した曲も入れてある。適当なフォルダをつくって入れていけば、録音の邪魔になることもない。だが、 USBとSDカードを併用すれば、一方に聴くためのライブラリを、もう一方に録音専用メディアを、という使い分けも出来る。　あくまで保証外だが、USB端子に外付けHDDをつなげば、HDD内蔵コンポのように使え、かつ、リムーバブルメディアたるSDカードも使えるというわけ。ここまで出来る国産コンポは無いだろう（あまり調べていないので、絶対とは言えないが）。仮説だがUSBを選択するたびにHDD全域が検索される恐れもある。となると使い勝手に問題があるかな。　ここでも重要なのが、著作権保護機能からの自由。国産のHDD内蔵コンポって、CD等をHDDに転送するだけで、その先どうするの？って思うわけ。PanasonicのSDオーディオも、今や風前の灯火となったSONYのNetMDもだけど、10年後、20年後はどうなるの？　今はHDDにため込んでCD交換しなくて良いとか、手軽にポータブルデジタルオーディオに転送とかで満足でも……。　100年先まで保証して欲しいが、現実には無理な話。ならば自分で音源を新しいメディアに移行しておく。自分で買ったり録音したりした音源を、自分で聴く。当然の権利である。　尚、これを期待して買って、挙げ句にHDDが壊れたとクレームをつけられても困る。マニュアルにも、何でもかんでもUSB端子に差すな！（要約すると）と書かれている。 ●雑感昨日、手術のため入院した犬が、今日退院。無惨な姿になった。庭にはコスモス、紫陽花、額紫陽花が咲く。次はムクゲか。１年を通し、１日も花の欠けることのない設計。書いても書いても作業終わらず。現在2/5あたり。嫌でも明日～明後日には折り返し点。第464回●Qriom CBX-4022SD使用記２　　　　　　2006. 6.22(木) ●CBX-4022SD ←関連ページ　カセットテープを30本ほどMP3化した。毎日２～３本のペースである。CBX-4022SDのMP3録音は、ID3タグに対応していない。ID3 を編集するフリーウェアを試したが、書き込んでもなぜか消滅してしまう。ID3無しのMP3ファイルに後からID3タグを付加出来るのか否かはよく調べていない。私の用途では、そもそもID3タグにあまりメリットが無いので、ファイル名だけで十分なのである。　特にクラシックの場合、アーティスト、アルバム、曲名という情報は困る。作曲家、演奏家、曲名（曲集名）、楽章（第何曲目か）という項目になっていなければ、役に立たない。欲をいえば、演奏家も指揮者＋オーケストラ名（＋ソリスト）を書き込みたい。数Ｍバイトのファイルだから、文字情報ぐらいゴミ同然なのに……。　カセットテープまるごとのMP3化では、30分単位のファイルにしかならない（手動で区切るのは可）ので、ポピュラー音楽（J-POP、洋楽等）でも１ファイルに何曲も入るから、ID3タグがあっても書きにくい。　1GのSDカードには、カセット20本分ぐらい入りそうだが、概ね 10本程度でPCへ移している。　まず、テキストファイルに、SDカード上のトラック番号と曲名をメモしておく。テープとラジオでは別の通し番号が振られ、その名のついたフォルダの中にMP3ファイルが出来ていく。30分を超える場合は２ファイル以上になる。片面30分を超えるカセットの場合は、楽章の切れ目等で手動で区切る（単にテープのストップボタンを押す）。で、再び録音開始すれば、次のフォルダに続きが録音される。この過程を正確にメモしないと、後でヤバイことになる。　例えば↓こんな感じ。上２つがトラック番号。区切りながら録音したら、3つ4つになる。２行目が後で書き換えるフォルダ名。まあ、そのテープの名前だ。末尾の「46」はテープの長さ。これ、テープの背面にもずっと書いてきたもの。並べてあるテープを眺めて、どれが何分で聴けるかが分かると便利なのだ。　最後の２段はMP3ファイルにつけるファイル名。ID3タグが無いからトラック番号情報も無い。よって、ファイル名先頭に付ける。 30分を超える曲は、同じ曲名で先頭だけ、1、2とする。 10 11 シチェドリン「スティヒラ」アルフテル「VnC」46 1 シチェドリン「スティヒラ」 2 R・アルフテル「ヴァイオリン協奏曲イ長調」　PCにSDカードを差すと、Tape001～Tape014等という連番のフォルダが見えるので、それをHDD上にコピー。SDカード上のフォルダはゴミ箱へ（これは最後に行おう）。　Tape001のフォルダ名を変更。上の例でいえば、シチェドリン「スティヒラ」アルフテル「VnC」46。長いけど、Windowsなら問題なし。 Tape002の中のMP3ファイルもそのフォルダへ移動。いわばA面B面の曲が揃うだけだ。コピー＆ペースト。なまじID3タグを編集するより、短時間で終わる。　あとは、別のPCのHDDにも全ファイルをコピーして、作業終了だ。繰り返し書いて、読む方には悪いが、この間、特定のアプリは一切用いない。Windows上でのファイル（フォルダ）コピーと、ファイル名変更だけ。操作手順がいかに簡単か、誰でも分かるだろう。　録音手順が慣れなら、編集、整理の手順も慣れ。当初は、録音ボタンとテープ再生ボタンの同時押しに違和感があったが、近くにあるので、慣れれば片手。人差し指と中指で、ポンっとワンタッチで出来る。　CD、ラジオ、外部入力→SDカードの録音なら、録音ボタンを押すだけで済む。ラジオのエアチェックでも、また始めようかと思うほどだ。だって、MDにエアチェックしたら、 SONY MZ-RH1でも使わないかぎりMP3化できないからね。　が、CDのMP3化だけはPCで専用アプリ使った方がいいな。１曲ごとにトラックが切られたって、ID3タグは無いし、曲名をPCで手動入力じゃねぇ。特にありふれたJ-POPのCDだったら、データベースから自動で曲名拾えるから。 ●「プリマダム」最終回　発表会があって初めて大団円。あれが無かったら、そうとうぬるいよなぁ。「ウォーターボーイズ」がただのコメディドラマにとどまらなかったのと同じ理由。　しかも、プリマダムは、生中継を活かした展開がそれ以上の出来。事情があって開演が遅れに遅れ、夜11時近くにズレたという設定が見事だった。ラストでの黒木瞳の挨拶と出演者たちのコメントも、気が利いている。本番後ではなく、本番中というのが面白い。第463回●茉奈佳奈の差　　　　　　　　　　　　2006. 6.21(水) ●河村隆一と西城秀樹 ←関連ページ　いいとも見ていたら、なるほどカバーアルバムを出していたのか。世代的に近いから、私が子供の頃に聴いて、いいなぁと思った曲がたくさん入ってる。西城秀樹は、ヒットしたのは「ヤングマン」だけど、曲の魅力でいったら、「ブルースカイブルー」だよなぁ。40 歳前後の世代だと、彼のベスト１にこの曲を挙げる人、多いんじゃないかなぁ。　今、CSで放送中の「夜のヒットスタジオ」第99回だと、ブルースカイブルーもヤングマンもホップステップジャンプも過ぎて「勇気があれば」なんだな。この曲、あんまり印象無くて、タイトルだけでは思い出せなかった。でも、聴けば一発。メロディの美しさは、彼のシングルの中では、２位、３位を争うほどではなかろうか。 ●夜のヒットスタジオ99-100 　高田みづえ「潮騒のメロディー」もメロディが特徴的。ゴダイゴ「ホーリー＆ブライト」は「西遊記」の続編のエンディング。「ガンダーラ」ばかり有名だけど、これも負けず劣らず良い曲だ。　大橋純子って、この時代にはよく知らなかった。小学生の頃は夜９時に寝ていたので、この時代の夜ヒットは見たことが無かったという事情もある。　久保田早紀「異邦人」。この番組による時代の追体験という観点でいけば、ああ、ついに来たかという思い。小学校卒業へのカウントダウン開始という気がする。久保田早紀をはじめて観たのは、実は「ひょうきん族」だった。こんなに若くて綺麗な人だったのかと、驚いたものだ。曲といい、歌い方といい、全然違うタイプの人をイメージしていた。　以上第99回。不思議なことに第100回についてはそんなに思い入れのある曲が無かった。 ●Windows Aeroの謎　っていうか、なんでこんなもの作ったのかが最大の謎。Windows がMacユーザーからバカにされ続けるのもうなずける。「Windowsの新機能には２つある。１つは、数年前にMacで実現してもう誰も騒がなくなった機能。もう１つは、誰も必要としないため、Macで実現しなかった機能」関連ページ→　ITmedia『Windows Aeroの謎に迫る』 ●芸恋リアル『恋人にしたい女性完全ランキング』　おお。タイムリーな。こっちでも、安めぐみ14位と大健闘。女子アナでは、フジテレビが圧倒的な強さ。皆藤愛子、杉崎美香、小林麻央、高樹千佳子ら、めざましファミリーも含めれば、なおさら一人勝ち感がある。　滝川クリステルが55位でトップ。ちょっと意外な気もするが、女子アナの最高でも55位に甘んじたことが意外だ。もっとも、18～30 歳の男を対象としたアンケートだから、女子アナは年齢的にキツイのかも。　だというのに、はしのえみ69位はがんばったものだ。でも、それより数段すごいのは、55位の黒木瞳だな。驚くよ。　何位に入っているかと、気になる人を検索することしきり。まあ、好きな人が上位だからといって、べつに意味は無し。上位に入っていそうな人が結構200位、300位。ランク外も結構あった。これでランク外ってことは、１人も投票しなかったってことか……。　186位三倉茉奈、362位三倉佳奈とはなぜ？　これほど下位では単に票数が少ないので、順位に意味は無いという気もする。が、私もどちらかというと茉奈だな。関連ページ→　芸恋リアル『恋人にしたい女性完全ランキング』 ●紺野あさ美写真集「See you again！」 ←関連ページ　この間、出たばかりでは？　錯覚かと思ったら、今やハロプロのソロ写真集の総本山ワニブックスから出るんですな。 ●雑感　新堂本兄弟の石川梨華に続いて、ごきげんように飯田圭織、さんま御殿に辻希美。新展開があるのかな～。　NHK、チャンネル数増加案で対抗。プラスマイナス・ゼロを狙う公算か？　コストダウンを実現するためなら、今、BSでやってる番組なんかほとんど廃止だろう？　生物彗星WoOとか、この路線で何作品も創られていくという期待もあったが、ほぼ絶望的。迷宮美術館とか熱中時間～忙中趣味あり、マンガノゲンバなんかも、打ち切りだろうか？　作業、進む。全体の３割程度へ到達。第462回●安めぐみなの？　　　　　　　　　　　2006. 6.19(月) ●指に装着する光学式マウス ←関連ページ　このショップってことは、これも中国製なのかな。ホント、中国って安いだけじゃなくて、面白いもの作るよなぁ。ハリウッド映画やディズニーの利権を守るため勝手に法律変えちゃうアメリカの独善も、違法コピーからサル真似バッタものまで何でもありの中国のデタラメさも、日本には無い。このところの日本製品って、変に優等生的で中途半端。このままじゃ、行く末が危ぶまれる。ん～、でも、韓国のように四角四面の方が危うい気がするな。環境問題への真面目すぎる取り組みとか。もう少しワルになってもいいんじゃない？　閑話休題。この指マウス。キワモノと敬遠しがちだが、値段が安いから、いわゆる廉価マウスの一つと割り切って、使ってみようという人も結構出てくる筈。日本だと、新機軸の商品は高くなりがち。その昔、ミサワホームのテンキー状の片手用フルキーボードとか、 NECのハの字型新入力キーボードとか、色々物色しては、高いので見送ったものである。今や、エルゴノミックキーボードとか、ヘタすりゃ高機能マウスなんて、マイクロソフト製が一番安かったりするもんなぁ。 ●安めぐみ　いや、嫌いじゃないっすよ。でも、安めぐみ１位って、思わぬ伏兵ですわな～。すご～く微妙なポジションにいながら、これだけ多くの支持を集めるってことは、潜在的なファンがそうとういるってことでしょう？　大活躍中で、知名度というか勢いで多いめに票の入っている人だっているわけだし。関連ページ→　オリコン『結婚したいと思うタレントランキング！』 ●雑感　２ちゃんねる、つながらない。アメリカの回線に毎秒５億回のアタックがかけられているとかなんとか。こりゃ、ミサイル発射態勢を整えた某国のサイバーテロかいな？　新堂本兄弟に石川梨華がひとりで登場。もしかして、いよいよバラエティ番組ソロ進出か？　フジテレビのバラエティ連続枠コラボ企画。良いねぇ。　作業進む。ドラマ論というか、色々書くべきことがあるけど、今日も時間切れ。今日は全部で10分ぐらいのなぐり書き。第461回●999円の暴力　　　　　　　　　　　　2006. 6.18(日) ●999円　 ←関連ページ　近頃、この手の激安ポータブルデジタルプレイヤーをよく見かける。Panasonic等のSDオーディオの世界と比べ、著作権保護の制約も無いし、余計なアプリも不要だし、コストも1/10だの1/100だのという具合。　音楽配信を前提にすれば、使い物にならないバッタものだが、CD で買える物はCDで買って、後からポータブルデジタルプレイヤーに転送した方が絶対に後悔しないと思う。　iPodほど普及すれば、10年後、20年後に買った音楽ファイルがパーになることはないと思うけど、それ以外はちょっと怖い。ケータイの着うただって、移動できないから電話番号そのままで電話会社を変えるサービスだって、予想されたほどうまくいっていない。　SONYのポータブルデジタルプレイヤーが、スタートダッシュで大きくiPodに水をあけられた時、がんじがらめの著作権保護の危険性を誰もが認識したはずではないか。結局、違法コピー問題と、これらの著作権保護とはほとんどかみ合っていない。　iPodシャッフルとか高いカネ出して買うなら、私なら安くて自由なこの手の中国製品を買うけどな。っていうか、もうキュリオムのやつ買ったし。 ●雑感　今日も作業進むも時間無し。『淋しいのはお前だけじゃない』を全13話観終わった。最終回、はっきり覚えていた。第460回●UA-1EX　　　　　　　　　　　　　　　2006. 6.17(土) ●UA-1EX ←関連ページ関連ページ→　Roland『UA-1EX AUDIO CAPTURE』　こんなのいつ出たのだろう？　巡り合わせの妙である。例のキュリオムよりこっちを先に知ったなら、結論は違っていたかもしれない。ただ、ケーブルを介する以上、ノイズゼロは難しい。うちのMD ラジカセには光デジタル出力が無いし、ポータブルMDには光デジタル出力はあるけど型が古いのでLP2/LP4に対応していないので、それらのMD資産が継承できない。あと、PCを使うので手順がかなり面倒。キュリオムのSDラジカセなら、スイッチ２つ（ワンタッチじゃないのが口惜しい）でMP3化が全自動。数百本のカセットをMP3化するのにマニュアル操作は極力減らしたいところ。 ●雑感　作業、さらに進む。頭の中では完結しているので、月末までに脱稿するかもしれない。来月末にも間に合うかどうかと思ったが、ひと月前に終わってくれると、スケジュール的に楽になる。問題は質だが、これはいかんともしがたい。　今日も、そろそろ時間となった。同じ書くならこっちよりあっちを書きたいので、夜ヒットのこととか、ガラスの艦隊のこととか、色々書きたいけど、後は明日以降。第459回●『淋しいのはお前だけじゃない』　　　2006. 6.16(金) ●Ｇ（グラビア）ザテレビジョン第３号 ←関連ページ　むむむ。値上げかいな。昨今、DVD付きグラビア誌が隆盛だが、これだけ林立すると、いよいよ勝ち負けがはっきりしてくる。ただでさえ小さいマーケット。DVD付きで価格が上がると、合計した部数が減るんじゃなかろうか。　第１号の大橋美歩アナの大フィーバーは夢幻か。ザテレビジョンと銘打ちながら、独自性に欠けるように思うぞ。 ●『淋しいのはお前だけじゃない』　1982年に放送された西田敏行主演のドラマ。只今、CSで放送中。これ、結末は覚えていないけど、確かに観た。1982年当時か、もう少し後か、時期ははっきりしないが、ずいぶん昔に観た。そうそう、若い頃の西田敏行って、ギラギラしてたよなぁ。　まあ、中学生の頃だろう。何も考えずに観ていたが、今、見直してみると、驚愕するしかない。市川森一、恐るべし。彼のドラマの中では、人物の描き方や、毒、細かいどんでん返しの組み合わせ等が、山田太一っぽい。が、山田太一ほど観念的ではない。　近頃のドラマやアニメに感じられる軽さが無い。彼は、借金取りに追われた経験を持つのだろうか？　と、素人丸出しの感想を持ったほど、カネに対するシビアさが、きわめてリアルなのだ。言うなれば、この作品と比べると『ナニワ金融道』は机の上でつくられた感じがする。　第１話。西田敏行演じる借金の取り立て屋が、あちこちで強引な取り立てを行っていく。それだけでも面白いのに、後半、一転して大仕事が舞い込む。内容は書かないが、ワクワクする展開だ。　第２話。企みはまんまと成功。と、思いきや、大どんでん返し。　第３話では、第１話前半に登場した借金苦の人たちが再登場。なんと、あれは主人公の役柄や性格を説明するためではなく、物語全体のプロローグであったのだ！　最近のドラマで、ここまで巧みなものはまず無い。　トラックの運転手が旅役者の一座を乗っ取るという初期案も面白そうだと思ったが、やっぱり、本作の方が傑作といえそうだ。 ●雑感　作業、はかどる。やはり、丸一ヶ月以上、頭の中で練り上げてきたので、いざ書き始めると速い。文章ものは特にそうだが、絵や図関係でも理屈は同じ。創作ノートなどといって、アイデアから、詳細な部分まで予め書けという向きもあるが、書いた時点で、その枠の中でしか先へ進められなくなってしまう。　絵、図の場合は、もっと深刻な気がする。全く描けない人はかえっていい。私は少々描けるから、取り敢えず何か描きながら考えてしまう悪い癖が出る。それでは、手で描ける範囲に思考を制限してしまう。PC上のドロー、ペイントソフトで描き始めると、そのアプリの都合に従った絵になりがちだが、手でも同じこと。　総て頭で考えてから描く（書く）っていうのは、十数年前の病気が原点である。10分描いて、50分休む。また10分描いて、50分休む。こんなのを一日中繰り返したところで、作業はほとんど進みやしない。作業の簡略化（下描き無しのぶっつけ本番など）も焼け石に水。とどのつまり、考えながら描くから、考えている時間が無駄になるのだ。以来、創作スタイルが変わった。良きにつけ、悪きにつけ。第458回●USBメモリ安売り　　　　　　　　　　2006. 6.13(火) ●PIXUS MP950 ←関連ページ『PIXUS MP950』28,572 円也　いつの間に、こんな値崩れが……。従来は、年末商戦で買うのが一番得だったが、今年は違うようだ。エプソンに続いてキヤノンも安くなってきた。しかも、フラッグシップモデルが税込み３万円とは！！　登場した時点では、どのショップの価格も横並びだが、値崩れはいくつか特定のショップのみの現象となる。未だに、登場時の4.5万円程度で売ってる店、あるもんなぁ。　次期モデルが登場するまで４～５ヶ月しかない。MP950のマイナーチェンジ機が実売３万円で登場するわけがないし、３万円となると２ランクぐらい下のモデルだろうから、現行MP950並のスペックである筈もない。　劇的な技術革新、新機能が搭載される可能性はゼロではないが、ここ２、３年の動向を見るに、期待薄だ。　私も、プリンタ３台も持ってなけりゃ、こいつを衝動買いしそうである。でも、MP950ってエプソンのフラッグシップより一回り大きくて重いんだよなぁ。部屋の中で移動させるのも厄介なほど……。 ●USBメモリ ←関連ページ　Qriom CBX-4022SDのマニュアルを読むと、USBポートとSDカードの扱い全く同一といっていいほど。ポータブルデジタルオーディオをUSBポートに差して、直接、CD、カセット、ラジオ等を録音する。あるいは、ポータブルデジタルオーディオ上の音楽ファイルを再生するのが本来の使い方だ。　最初は、iPod用スピーカーみたいに、ポータブルデジタルオーディオで再生したものをCBX-4022SDのスピーカーで聴くというイメージだったが、SDカードのように外部記憶装置と認識されるようなのだ。　ならば、ポータブルデジタルオーディオじゃないただのUSBメモリを差せば、やはりSDカードのごとく録音、再生ができるのでは？　マニュアルには、ポータブルデジタルオーディオを差すな。差せば故障するかもしれない。とある。PCのUSB端子につなげば、PCからどう認識されるかは不明だが、CBX-4022SDからは、PCのHDDが外部記憶装置と認識され、HDDじゅうから音楽ファイルを自動検索すると思われる。あな恐ろしや。　で、USBメモリの出物を探してみる。製品毎の違いもあるが、同じ製品でもショップによって売値が様々だねぇ。同じ容量ならSDカードの倍以上。こりゃ、高くて買えないなぁ、と思っていたら、2G で１万円を切っているものもある。あな恐ろしや。 ●宇宙戦艦ヤマトIII最終回　BIGLOBEストリームの本日配信分で最終回を迎えた。　４クールを２クールにしたせいだろう。なんか、この話はおかしい。シャルバート星は早い段階から出てきてはいたが、惑星ファンタム以降の急展開で、なぜか地球を助けてくれることになる。同じように異星人に助けられるパート１に比べ、取って付けたような印象は拭えない。第457回●Soundsticks II、１年半　　　　　　　2006. 6.12(月) ●Soundsticks II ←関連ページ『harman/kardon　Soundsticks II』　購入から１年半が経った。まだ現行モデルのようで、未だに当時と同程度の価格で売られている。　透明の筐体は傷や曇り、汚れもなく、購入時と何ら変化が無いようだ。比べてみれば若干変色があるのかもしれないが、見た感じでは綺麗な透明のままだ。ただ、２台のスピーカーと巨大なウーファーに白で書かれた「harman/kardon」のロゴだけが、茶色っぽく変質してしまった。やむを得ない。　スピーカー前面にたくさん空いた丸穴と、ウーファーの天井の大穴からホコリが入ると懸念していたが、思いがけず、目に見える大きさの異物は混入していない。　まあ、音については慣れてしまったが、不満に感じることはない。無駄なデカさは困ったものだが、まずまず良い買い物をしたと思う。 ●粋人　福井市中心部の高級マンション『粋人』。46戸のうち残り10戸に。約6000万円の高価格帯の物件は売れてしまった。以前に１戸、昨日の新聞広告に１戸プランが載ったのみだが、いずれも2LDK。より広いプランでも専有面積から推定して、個室が１つ増えただけだろう。　30坪近くあって2LDKは部屋数が少ない。20畳程度のLDKは現代の水準でも広い方だが、９畳程度の寝室と６畳程度の予備室とは頼りない。普通のマンションならもう一部屋取れるところだが、代わりに、玄関、ホール、洗面所、浴室、トイレ等が戸建て住宅並に広々している。それは、正しい判断だと思う。　玄関からホールへかけて幅２間ほどの下足入れ、クロゼット。廊下や洗面所にも小さいが収納がある。トランクルームは半畳だが玄関内にある。　マンションは、プランから推測するに内廊下。雪国では、外廊下は望ましくないのだが、廊下側に窓がないと不便なのである。ここでは、全戸について採光がうまく処理されているか不明だが、私が見た２戸については、各部屋とも外（廊下ではなく）に窓があり、浴室にも窓がある。　また、廊下にも採光用の窓があった。この廊下の窓に関しては、六本木ヒルズ・レジデンスＢ、Ｃの、正方形タワーの内廊下、中央コアでそれを実現した巧みさを上回るものは、そう無いだろう。　閑話休題。結局、粋人購入計画はヤメにした。福井市中心部とはいえ、車無しで生活できるほどの利便性は無いこと。狭すぎること。の２つが主な理由である。　2LDKを主体にしたプランは、高齢者夫婦をターゲットにしているのだろう。都心のタワーマンションよろしく、郊外に大きな家を持つ人のセカンドハウスという位置づけだ。 ●北陸新幹線　福井⇔東京間が１時間ぐらい短縮されるというのは、地元ではよく宣伝されていたが、今日、福井⇔長野間が、４時間２０分→１時間１５分へと大幅短縮されることを知った。数例挙げられたうちの最も顕著な例だ。　個人的なことだが、我々にとっては非常に便利になる。目的地は長野駅ではないが、これで日帰りも可能になるだろう。ひょっとすると、交通費も大幅に安くなるのではないか？　今でも全行程特急料金を使っているのだから。　それでも、莫大なコストを考えれば、両手をあげて賛成とは言えない。自分の利益だけで賛成する気はない。 ●功名が辻　もしかすると、初めて書くかも。ついに前半の山場である。最初、舘ひろしの信長はミスキャストだと思ったが、毒々しいまでのイヤらしさこそが、この物語の信長像なのだと分かって大いに納得した。実際、現代の感覚からすれば、信長はあのようにアクの強い人物だったのかもしれない。そう思わせるほどのリアリティがあった。　そして、本来つながりのない人物やエピソードを連携してみせる六平太のキャラクターがいい。香川照之のクセの強さが、存分に活かされている。 ●蘇れ！サーキットの狼SPECIAL 　CSパンチクラブで放送された。スーパーカーブームの頃の車が、今も良いコンディションで残っているというのは、凄いことなのだな。ロータスヨーロッパは久々に見た。トヨタ2000GTがたくさん集まっているのも、初めて見た。　やっぱり、昔熱狂したものは、昔の車でなければ欲求を満たせない。エンツォの凄さは分かるけど、憧れは無いな。例えるなら、今、ワールドカップで一流選手のスーパープレーを見るようなもの。基本的にサッカーは分からないから、ああ、凄いんだな。という感想しかない。 ●雑感　今さらながら、『月刊現代』５月号を読む。図書館で借りるので、雑誌は１ヶ月以上読むのが遅れる。耐震偽装問題には、テレビで報道されていない裏事情があったのだな。NHK改革。件の懇談会では実はチャンネル数削減など論議されなかったのだな。後からある意図をもって、箸にも棒にもかからないクソアイデアが発表されて、一人歩きをしまったとは……。NHKの不祥事以上に視聴者不在。 CS TBSチャンネルで、『おいしいものみーつけた札幌編』、『小林麻耶の日韓焼き肉サミット～お肉でGO!ソウルVS神戸』を観る。この人は、各局アイドルアナのキャパシティーを大幅に超えるな。『のこいのこ大全』が予約殺到らしい。宇多田ヒカルを抜いて騒ぎになっているようだ。っていうか、宇多田・浜崎時代はいいかげん終わるだろう。モーニング娘。が長すぎるというが、あっちも相当長いぞ。『のこいのこ大全』については、雑感・バックナンバーの最新のところにも書いた。第456回●Qriom CBX-4022SD使用記１　　　　　　2006. 6.10(土) ●Qriom CBX-4022SDを買う　ついに、キュリオムのSDラジカセCBX-4022SDを買った。商品のリンクは下の方に貼ってある。何回かに分けて使用記（といえるほどじゃないが）を書く予定なので、毎回リンクは貼らない。 ←関連ページ『ADATA my Flash 60倍速 1GB』　代わりに、今日はSDカードを貼る。ADATA my Flash 60倍速 1GB。これがCBX-4022SDと、オマケ（？）のEA-15Sで問題なく使えたことを報告したい。　国産のデジカメ等については、家電メーカー及びSDカードメーカーが、HPで対応機種に関して何らかの発表をしている。が、このキュリオムについては何の情報も無い。マニュアルにさえ記述が無かった。ちなみに、PC内蔵のカードリーダーでも読み書きできた。　また、マニュアルによると、CBX-4022SD、EA-15Sとも、SDカードの他にMMCカードにも対応している。これは、著作権保護機能に対応していないからだ。なんと自由なことか。が、言い換えればDRM に対応していないので、音楽配信で入手した曲を扱うことは出来ない。音楽配信を利用している人にとっては、魅力に乏しいだろう。　取り敢えずラジオをSDカードに録音。録音毎にフォルダが作られ、その中にMP3ファイルが出来る。30分毎にファイルが分割されるようだが、ファイルの切れ目がスムーズかどうかはまだ分からない。　で、SDカードを、PCのカードリーダーへ。SDカードと認識され、普通にファイルの読み書きができる。メディアプレーヤー等で普通に再生もできるし、PCへもコピーできる（コピーしたファイルももちろん再生できる）。　また、PC上のMP3ファイルを、CBX-4022SDやEA-15Sで聴くには、 SDカード上へドラッグするだけでいい。特別なアプリ等は一切必要ない。CBX-4022SDではフォルダ内外のMP3ファイルが問題なく認識され、再生中はファイル名が画面に表示される。漢字、カナも問題ない。　が、文字が大きく、隙間無く表示され、漢字、カナがボールドなのに全角英数字が細かったりして、美しいとは言い難い。　それでも、これら一連の操作はPanasonicのSD/MDラジカセ＋SD オーディオ＋PCの組み合わせでは不可能である。PC上で音楽ファイルに曲名をつけるだけで、たいへんな手間と金がかかってしまう。　それに比べ、CBX-4022SD＋EA-15SはPCとの親和性が高い。SDカードが３つの機器のどこでも、普通の外部記憶装置の感覚で扱える。機器自体の出来としては、そりゃPanasonicの方が数段良いが、あそこから、こういう仕様の機器は出ない。　カセット→SD、USB録音の操作はかなり面倒。CD→SD、USBはいいが、カセットデッキのスイッチ類がメカ的なので、カセット再生スイッチとSD等への録音ボタンを同時に押さなければならない。大昔のテープレコーダーみたいで情けない。　カード型リモコンはちゃちで操作もしにくい。慣れるしかない。本体のボタンだけで全操作ができるかどうか、まだ不明。　音は案外良い。国産のローエンドのCDラジカセと同等の音は十分するようだ。　まだまだ、面白い使い方が出来そうだが、追って報告する。 ●雑感　新築以来12年間敷きっぱなしだった、寝室の絨毯を取る。フローリングだからそのままベッドを置けばいいのだが、当時は洋間には絨毯が必要だと思っていたのだ。えらく大変な作業だった。続いて、別の部屋のい草の敷物を交換。第455回●トリプルOS Mac　　　　　　　　　　　2006. 6. 9(金) ●MacOS＋Windows＋UNIX ←関連ページ（楽天ブックス）『ＭａｃでＷｉｎｄｏｗｓが本当に使える本』←関連ページ（bk1）　インテルMacのラインアップが、高級デスクトップ機を除いて揃ったので、この本はタイムリーだ。インテルMacの購入ガイドやベンチマークも載っている。インテルMacを買ってWindowsも使うのなら、これを先に読んでおきたい。　うっかりしていたが、MacではUNIXも使えるわけで、この本には MacでUNIXを使う方法まで解説されている。その上、MacOS Xの使用法や、iTunes、iPhoto、iMovie、iDVD、iWebというアプリの記事まで載っている。いかにも、「Windowsも使えるインテルMac」を買うWindowsユーザー向けの企画。　考えてみれば、Mac歴14年の私とて、関わりのない記事ではない。漢字Talk6.0.7→漢字Talk7→MacOS 7.6J→MacOS 9.0.4と来て、今や当たり前になったMacOS Xについては、ほとんど知らない始末。　まだ、パソコンが面白かった時代なら、迷わず飛びついた本だろう。昔は、いずれ買いたいマシンの解説本をよく買ったものだ。手も出ない高級機の本も買った。　今となっては、使用中のiMacが壊れてインテルMacを買う直前に、この本を買うという程度の情熱しかない。iMac不調と言い出して１年ぐらい経つか？　Mac miniが買い換え候補となり、インテルMac miniに移って、今ならMacBookというところ。状況は刻々と変わるので、計画を立ててもその通りの行動にはならない。　いやいや、この本がこんなに気になるあたり、今、またパソコンが面白い時代に入ったのかもしれないな。 ●雑感福井市・３年ぶりに「住みやすさ日本一」に返り咲く。全国779の市と東京23区から順位がつけられるわけだが、地元では敦賀市、鯖江市、最近合併で誕生した越前市までもが50位以内にランクしている。審査基準の偏りによって、まことに偏った結果が導き出されたとしか思えない。 GyaO、ハロプロアワー本日更新。ハロモニとかに比べると随分低予算だが、結構いいではないか。CS、民放BSの番組が低予算というが、GyaOのオリジナル番組ってそれより数段（一桁？）安い感じ。安くて結構。ヤマトIII、24話配信開始。ヤマトがシャルバート星へ到着するシーンは、パート１のイスカンダルのオマージュか？第454回●７億円の誘惑　　　　　　　　　　　　2006. 6. 8(木) ●CASA BRUTUS　7月号 ←関連ページ　発売日前に、表紙や値段が分かると得した気分だ。とはいえ、ここしばらくこの雑誌はご無沙汰である。初期に比べ、記事の密度は濃くなったものの、テーマ的にはあまり興味を引かれなくなった。ファッション誌みたいな、建築に関係ないページが多いせいだろう。 ●雑感７億円当選？のメール。怪しい。怪しすぎる。高級外車のDMがまた届く。資料請求した覚えはないのだが、困ったものだ。迷惑ではないが、買えるものではない。エレベータの危険性云々。そもそも、エスカレータやエレベータに死亡事故はつきもの。全く安全だと思って乗っている人がいるとすれば、それこそ危険。私は、可能な限りエレベータには乗らない。株価なお下がる。よりによって、こんな時に村上ファンド問題か。ブログ更新。１日３冊読んで、うち１冊書くと想定したが、もはや月１冊ペースか（読むペースはそう衰えていない）。作業スローながら進む。文体を完全変更。この先どうなるやら。第453回●チャンネル数トリック　　　　　　　　2006. 6. 7(水) ●MZ-RH1雑感 ←関連ページ　あちこちで売り切れ。入荷の見込みも立たない。　買おうかと思ったが踏み切れなかったのは、やはり、値段の高さ。 CD、MD、カセットまで搭載されたコンポが買える値段だ。その要因はHi-MDやリニアPCM等のハイエンド仕様だろう。実際、買った人の統計を取れば少し違うだろうが、この製品に目をつけた人の意見なら、それらの機能は削って、MD→PC転送だけに特化して欲しい筈だ。それで、1万円安くなれば購入を検討するし、1万5000円安くなれば、たぶん買う。2万円安かったら、衝動買いだ。　しかし、MD→PC転送って、MDの著作権保護を自ら裏切る行為だから、次のモデルが出せるかどうか疑問である。音楽・家電業界からの反発が無ければ、他のメーカーが追従するという期待もある。 ●宇宙戦艦ヤマトIII 　BIGLOBEストリームは週２話ずつなので、CSファミリー劇場での放送を追い越した。昨日から23話が配信。残りは2話である。４クールを２クールに縮めたため、この23話あたりから話がグダグダなのが痛い。22話のラストから２ヶ月も経った意味が分からない。　ファーストガンダム以降の作品とはいえ、ガンダムブームはIII の終了後だったと思われる。単に、ヤマトブームが一段落した時期であるため、IIIは影が薄いのだろうか？　IIIは、番外編的な「新たなる旅立ち」を除けば、シリーズ中、唯一、地球が侵略されない話である。ダゴン艦隊が地球侵略を目論むものの、うまく助かる。ボラー連邦に関しては、何度かきっかけがあったのに侵略してこなかった。　本放送（と少し後の再放送）当時は、前半、話のテンポが遅くてあまり好きではなかったが、今、あらためて観てみると、感心することが多い。　ヤマトが、ボラー連邦に併合されたバース星の戦艦ラジェンドラ号を助け、それがガルマン（ダゴン将軍）と対立するきっかになる件。当時は何気なく観ていたが、戦争の始まり方としては、パート１やヤマト２以上にリアルかつ劇的なものだ。イデオンに匹敵するうまさである。　次に、ヤマトはバース星でボラー連邦の存在を知る。ここでは、シャルバート教（？）の弾圧と、ベムラーゼ首相の邪悪さが描かれ、はからずも、ヤマト（地球）とボラー連邦の対立が決定的となる。　非常に深いテーマと、ヤマト（地球）の立場の複雑な変化を、小学生でも１回観れば解るような単純明快なストーリーに乗せてしまう。ガッチャマンしかり、キャシャーンしかり。今、これだけ力量のある脚本家は、ほとんどいないだろう。　今のアニメは、作画でもセリフでも、やらなければならないことが多すぎる。そのせいで、うまくいかない作品が多いのだろう。 ●NHK、５チャンネル化雑感　はたして、８チャンネルは多いのか？　多いとすれば、なぜ、現行８チャンネル体制になる時点で批判が出なかったのか？（サイマル放送たる地上アナログ、地上デジタルを１チャンネルと数えるならば）民放は、地上波１チャンネル、BSデジタル１チャンネル、系列局のラジオが１チャンネル程度だろう。　だが、CSに目を向けると、日本テレビは「日テレG+」、「パンチクラブ」、「日テレプラス＆サイエンス」、「エコミュージックTV」、「MJTV」、「日テレNEWS24」、「ベルーナお買い物テレビ」の７チャンネルも持っている。フジテレビは「721」、「739」、「ディノス」の３チャンネルだ。テレビショッピングのチャンネルは原則無料放送だし、他のチャンネルでも無料番組はある。　また、ワンセグ放送も現在は地上波のサイマル放送が義務づけられているが、いずれはワンセグ専用番組が放送される。　NHKだけがチャンネル数削減を行うのは、時代を逆行すると言わざるを得ない。そもそも、NHK BSは、地上波では電波が届かない地域で視聴可能にすることが目的だった。民放のBSとは違い、天候が悪くても視聴不能に陥らないよう、コストをかけて特殊な技術を使っているという。だから、BSが１チャンネルだけになるのは、いただけない。地上波アナログが終了すれば、地上波が視聴不能になる地域は多くなる。BSの重要度は増すばかりである。　NHK FMについてだが、ほとんどの番組はクラシック、洋楽・邦楽のオールディーズ、民族音楽、伝統邦楽である。これらの音楽のリスナー人口は全部まとめても全体の１％程度と言われる。残りの９９％は現行（ヒット中の）邦楽と洋楽である。　洋楽のオールディーズなど、結構需要がありそうなものだが、山下達郎のサンデー・ソングブックの他は、NHK FMの午後４時～の枠ぐらいしか無い。東京圏、大阪圏ではあるかもしれないが……。　報道や教育番組だけが、公共放送の領分だろうか？　エンタテインメント、その中でもとりわけ需要の少ないジャンルこそ、公共放送が担わなくて、どこが担うのか？　税金や、NHK受信料のような形態で文化を守ることに対しては批判もあるだろうが、市場原理にまかせてばかりでは、文化は徐々にやせ細ってしまう。　私は、NHK FMをBGM代わりにして作業しているが、今日の午後２時、シャブリエの歌劇『いやいやながらの王様』から「ポーランドの祭り」（プラッソン指揮）が流れてきた。好きな曲だ。全く関心の無い曲も多く流れる。ここで初めて知った曲も多い。５年以内に、こうしたささやかな楽しみも無くなる。残念だ。　今回の提言は、プロパガンダの色合いが濃い。第１に、今や民放も多数のチャンネルを持っているのに、それには一切触れていないこと。第２に、件の３チャンネルを削減してもさほどコストが削れないにも関わらず、受信料が８分の５ぐらいに値下げ可能と思わせていることである。NHK「１」局が「８」チャンネルも持つという、数のイメージだけをアピールする不自然さが、気にかかる。　チャンネル数そのままで、報道と教育の番組のみ受信料でまかない、エンタテインメント系番組はスポンサーをつけてCMを流す等の選択肢もあった筈だ。その手の案は以前あったが、今回は全く無視されている。関連ページ→　Yahoo!ニュース『ＮＨＫ改革、５チャンネル体制を提言…竹中懇最終報告』 ●雑感　作業は、Ａ案を捨てＢ案で進めると決断。出来不出来はともかく、言葉に関するものはなかなか形に出来ず苦労する。ここに書く雑記なら、特に考えることもないし、１行目と２行目が整合性を欠いてもいいし（本当は良くない）、ほとんどの人の興味を引かなくても構わないが、そういう楽な作業は他にはない。　図形を扱う思考では、これが一変する。ひらめきから実際に形にするまでに、言葉を介する必要が無いので、図形的な組み立てだけで試行錯誤を進められる。その間、文章を書く時のような苦痛は無い。まあ、出来不出来は別にしてだが、こっちの方がそうとうに楽な作業になる。　村上サンは記者会見で墓穴を掘ったな。一連の報道には作為的なものを感じる。ここ数日で、彼はすっかり腹黒いイメージが定着してしまった。けものみちのような裏社会の巨大な力があるのかな。　ここ３年ぐらい探しているものが、不意に手に入った。といっても資料の一部。第452回●電気も食う……　　　　　　　　　　　2006. 6. 6(火) ●Windows Vista雑感２　なるほど、速度が落ちるだけでなく、電気も食うのか……。関連ページ→　Yahoo!ニュース『Vista新UI「Aero」が与えるバッテリ駆動時間への影響』 ●ふるさと切手「東北の祭り」　絵画やイラストとしては優れていても、切手サイズに縮小した時の美しさはどうか？　ふるさと切手の発行が始まった頃、そんな違和感があったが、色々な人がデザインしていく中で、旧来の切手のイメージが打ち破られたことも事実だろう。　だが、発行形態はおかしい。当初のように各地方の郵政局だけの販売に戻し、その代わりに全国の郵趣家へは実費で安定供給すべきである。　そもそも、これだけ手紙が廃れた現代。地方色を出したふるさと切手の貼られた封書・私製ハガキが全国へ送られるなどという風情は、どこにあろうか？　一部のふるさと切手のみならず、一般的な記念特殊切手の入手も難しくなってきたようだ。最初にそう感じたのは数年前のこと。その時、私は、あと10年ほどで記念切手の発行が終了すると予測したが、あながちあり得ない話ではない。関連ページ→　ゆうびんホームページ『ふるさと切手「東北の祭り」の発行』 ●雑感　体調のせいか、作業はかどらず。７月中に２つ、９月頭に２つ。期限は先だが、逆算するとほとんど猶予無し。後でいいものの方を先に手をつけたいところだが、全体としてはそれでは間に合わない。　アイデアはかなり出たものの、形にするのが難しい。技術があるのに構図が出ないなんて、世の中には変わった人がいるものだ……。第451回●復活の川本真琴　　　　　　　　　　　2006. 6. 4(日) ●川本真琴　５年ぶりにCDが出るらしい。よく分からないが、期待している。関連ページ→　Yahoo!ニュース『川本真琴が５年ぶりＣＤ発表』関連ページ→　もりばやしみほ、朝日美穂、川本真琴による話題のコーラス・ユニミホミホマコト ●Windows Vista雑感　本末転倒であると思う。レジュームの高速化など、たいして意味のあることではない。そのために、常時メモりからHDDへのデータ退避を行って速度が低下し、それを解消するためにフラッシュメモリを使う。まことに本末転倒であると思う。　問題は、Vista登場の時期に、それを快適に走らせるPCが出てくるかということ。この2～3年、ミッドレンジPCの価格はやや下がったものの、スペックはほとんど進化無し。DVD-Rの書き込み速度向上とHDDの容量アップぐらい。メモリは思ったほど安くならず、最大の懸念はCPUがあまりに非力なこと。インテルMacよろしく、一気に２～４倍ほどにならなければ、XPからの速度低下は避けられないのではないか？　OSの重さを考慮すれば、現行モデルあたりが値崩れした時に買うのが、最大のパフォーマンスを発揮させる方法かもしれない。と思うのだが、インテルMac以外、2～3年前のPCを買い換えるほど現行モデルはスペックが上昇してもいない。　となれば、現状で実用に耐えるPCを使っているなら、あと２年ぐらい使い続けるのが最良の選択だと思える。ただ、これは私の個人的な使用状況に基づく判断で、他の人はどうだか分からない。関連ページ→　ITmedia『Windows Vista時代のノートPCは「2秒以内でレジューム」せよ』 ●雑感　バンキシャ、オープニングから丸岡いずみ、キターーーーーー。『お笑いホープ大賞準決勝』放送中。遠藤玲子、キターーーーー。 2005年度のフジテレビ女子アナは当たり年だったな。しばらく前、エビちゃんのインタビューで、遠藤アナがめざましテレビに出た時のツーショットはかなり衝撃的だった……。　それにつけても、くじら、面白すぎ。　EPSONプリンタの立ち上げ時のヘッドクリーニングで異音。動作に問題ないが、故障の前ぶれか？　最近、カラー画像の印刷に横縞が入る。ヘッドは詰まっていない。図版等を高精細の「フォト」ではなく「スーパーファイン」で印刷すると、横縞は入らない。　はたして、ドライバを途中で最新のものに入れ替えたろうか？単純に考えると、ソフト的な都合で横縞が出たと思われるが、ひょっとすると、「フォト」設定でのヘッドの細かいコントロールがハード的にイカれているのかもしれない。第450回●キュリオム・ショック再び　　　　　　2006. 6. 3(土) ●キュリオム・ショック再び ←関連ページ「再び」というのは誇大表現かもしれないが、Joshinでもセットがセールである。正確な値段は覚えていないが、つい先日まで1万6000 円台で売られていた筈だ。　恐らく、取扱店が少ない、キュリオムの知名度が低い、この製品自体が知られていない等の理由から、売れ行きがよろしくないのだろう。元々割安だし、ライバル店も少ないのだから、売れているなら、そうそう値引きはするまい。　Panasonicとの互換性の無さもマイナスになっているが、むしろ、それはPanasonicの規格が柔軟性に欠けるからだ。理屈でいけば、このキュリオムCBX-4022SDでSDカードに音楽を取り込んで、PCに転送すれば、PanasonicのSDプレーヤーに転送できる筈である。無論、前に書いた通り、著作権保護に対応したSDカードと、著作権保護に対応したSDカードリーダーまでもが必要になるが、Panasonic だけを使うにもそれらは必要である（PCと連携しなければ不要）。　それに、値段が違う。SDラジカセはMDの有無はあるがPanasonic の３分の１。PanasonicのSDプレイヤーなんて、単体でこのセットより高い。と思ったら最上位モデルだった。でも、最下位モデルだって5000円はする。　しかし、まあ、やっぱりキュリオムって怖いな。カセット数百本をSDカードに落としきるまでに、SDラジカセが壊れる可能性、大。　20年近く前、韓国、中国製家電のニックス・ブームが（後にアジア諸国が加わりニーズ・ブームと呼ばれた）あった時、韓国製のCD ダブルラジカセを買ったことがあった。これがまあ、カセットの１方の再生速度が徐々に遅くなり、壊れ、もう１方のデッキも壊れ、しまいにはCDデッキまでもが死んだ。２年少々でオシャカである。日本製では考えられない粗雑なつくり。　あの時代とは違うだろうが……。 ●2000万通サイバーテロ？　エライ人たちの考えることは解らない。どういう手順で行われるのか知らないが、混乱必至。メール遅延、消失事故、鯖落ち等に巻き込まれるのではないか、心配である。　各プロバイダが会員へ該当メールを送るのだろうが、こうした行為に正当性はあるのだろうか？　一般企業等がやったら許されまいが、政府ならいいのか？　このメール自体にさほどの意味はなく、送信がうまくいくか、ユーザーの反発が無いか等の検証が目的なのだろう。なにやら、怖い。関連ページ→　Yahoo!ニュース『最大２千万人に一斉メール　総務省がネット安全対策で』第449回●ミウラ＆イオタ　　　　　　　　　　　2006. 6. 2(金) ●ミウラ＆イオタ　 ←関連ページ　細部まで緻密に再現されている。２台を比べてみると、イオタのオーバーフェンダーは感慨深いものがある。こういうのを見ると、我々の世代は恵まれていると思う。　スーパーカー・ブームの始まりは仕掛けられたものだったが、ブームの終わりは、終わるべくして終わったような気がする。1980年代以降、これは、と思うスーパーカーが出てこなくなったのだ。しかし、ポルシェ959やフェラーリF40が出て、再び盛り上がった。とはいえ、その後はまた低調な時代へ入っていく。　フェラーリF40のような美しさは、F50やエンツォからは感じられない。と言った人がいるが、我が意を得たり。性能だけ良くなっても、（買えも乗れもしない大半の人には）関係ないのだ。 ●IDEマルチアダプタIDE-2350 ←関連ページ　PCや外付けHDDを多数かかえていると、こうしたHDDの再利用法に目が向く。値段も接続法も手軽だが、互換性はいかに？ ●NHK 　どうやら、BS2、BSハイビジョン、NHK-FM、３波削減で決着しそうな気配。AM２局を１局にという案もあるが、エンタテインメント系の番組の削減、あるいはスクランブル化の流れに従えば、FMが削られるのはやむなしか。　しかし、この程度で出来るコスト削減って、どんなものだろう？伝統あるNHK-FMまで削減して得られるものは何だろう？　受信料が２割や３割安くなったところで、視聴者としてはさほどの恩恵でもない。実のところ、局数を減らしても１割ぐらいしかコストカットにならないのでは？　竹中サン個人の悪意とは思えないが、真の狙いは、混乱に乗じて NHKを弱体化させ、視聴者離れを加速させることではなかろうか。 ●ふみの日　シリーズ切手の中で、毎回、最多種の発行なのは、『ふみの日』である。最初は、ハガキと封書の料金（20円と50円）の２種だったのが、小型シート（景品として）が出たり、ゆうペーンが出たり、４種になったりした後、ブルーナによる10種組み合わせシートが出た。　デザインはともかく、発行形態に限っていえば、最も下品かつ、恥ずべきシリーズだと思う。　国際文通週間が変わったことと関係あるかどうか分からないが、今年のふみの日は、ひと味違う図案になった。多種発行の下品さが受け継がれたのは情けないが、渋さはなかなかのもの。　だが、図案だけ渋くても質感が伴わないから、いけない。↓のサイトの画像で十分。実物の切手を見ても、特に違った感じを受けないはずだ。　我々、オールドファンからすれば、種類を減らして、凹版等で質感を高めるという要望を出すところだが、それも一昔前の話。一旦、メチャクチャになった記念切手に、郵趣家を呼び戻す手はない。　ブームと呼ぶには密かすぎるが、若い女性たちの間で、見た目の美しさだけで切手を収集するという流れがあるらしい。その路線を狙うべきだ。いずれにせよ、今回のふみの日の路線変更は中途半端で見当外れであろう。関連ページ→　ゆうびんホームページ『ふみの日「百人一首」切手』 ●ドラマ雑感　つくづくコメディドラマは難しいと思う。『トップキャスター』は無理やり面白くしようとして、痛々しささえ感じる。その感じは『アテンション・プリーズ』にもあるな。『プリマダム』の最初の３話ぐらいまでのパワーも、スローダウン。ストーリーは、盛り沢山にするより１本だけの方が良いように思う。過去の作品の組み合わせ＋ウンチクものの『医龍』が、結局、一番面白いかも。

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